田植え準備 湖みたいな田んぼを眺めて 

 さて、このブログ今見返すと本業の農業の記事が極端に少ないことに気が付きました。 そういう訳で今回は農作業関係のアレコレを記事にしてしまいます。


 今回はタイトルの通り水田のお話。




 一面に水を湛えた田んぼ。 

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 風が吹けば水面が蠢き、風が止めば鏡のような田んぼの水。 当たり前だけどこのような環境の変化による水の変化を見るのが好きです。
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 こちらは風のない鏡のような田んぼ。 少しは風が吹いているけど景色が逆さに映っていますよね。 逆さ富士が有名だけど、こういう身近な水面に映る普通の景色も良いものだと思います。 




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 農業男子なら田植え適期だとかトラクター耕起の蘊蓄を語ることが多いですが、私は農業男子の中でも異端的(?)な存在なのでそんな事は語らない!!  既にこの記事で何度も水について語っていますが、今回は水がテーマ。  湖と沼と池と田んぼの関係についてチョット深い事を語ってしまいます。 
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 こちらの田んぼ。 よく見ると分かるように水が少し抜けて地面が露出しています。 こうならないように田んぼの畦を見回って穴を塞ぐのですが、どうしても塞ぐことが出来ない穴、あるいは少しずつ土を浸透してにじみ出る水があるのですが、その水の流れこそがお米を育てる命の水として必要な流れなのだと最近感じるようになりました。 

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 このような畦から多かれ少なかれ水が流れ出てしまう。 その為また水を入れなくてはいけなくなって作業的には大変ですが、でも水が外に流れ出ることで老廃物やアオコ等を外に流してくれるので、畦から流れていく水が常に水の中を綺麗に更新してくれるんです。

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 湖、池、沼も同じです。  川が流れて低い場所に水が集まりこれらを形成するのですが、勿論水が入るばかりではなくて出ていく水も沢山ある。 あるいは土に吸収されるか。 その出て行く流れによって溜まってしまった汚れたものを外に流してくれるのです。 その外への流れがなければ生き物は生きていけません。 その例がイスラエルにある死海。 死海は世界一低い地にある湖なのでどこにも流れる事が出来ないのです。 あの土地も水を吸収しづらい土地なので、外に流れる水がほぼ皆無で、老廃物を外に出せず、あのような海よりも遙かに塩分の濃い水になってしまい生息している生き物が皆無の湖になっています。 普段から塩を沢山摂るお話は沢山していますが、死海ほどの高濃度塩水は流石に体に良くない。 と言うか辛いを通り越して痛くて飲めないです(実は私は死海の水を口にしたことアリ) 


 水は動くことで初めて生命を育む存在になり得るのです。 もし仮に田んぼから流れ出る水がなければどうなるか???  かなり汚い水になってしまうでしょうね。 水が畦から漏れる現象は決して悪い事ばかりではない。 もしプールみたいに全く水が漏れない状態だとお米を育てることも田んぼの中で生き物が繁殖することも出来ない役に立たない田んぼになりますね。 


 人間の体も同じ事が言えるでしょう。 摂取するだけでなくて外に出す仕組みがなければ生きていけない。 入って出てその流れが生命を繋いでいるのです。 田んぼは生きているのです。 些細なこの水の流れから農作業と自然の繋がりを感じ取った私でした。   



 勿論出るだけでなくて入る水がなければいけませんけどね。 入るからこそ出る動きも役に立つ。 一方的に出るだけだと、もう「水の集まり」は形成できなくなります。 旧ソ連のアラル海がそんな状態。 砂漠のど真ん中にあるアラル海に入る川の水が自然破壊で激減した結果アラル海そのものが消滅一歩手前になってしまった悲劇は有名ですよね。



 水を頻繁に入れないといけない水持ちの悪い田んぼは沢山ありますが、あれらの田んぼを見て関わる度にアラル海を思い出してしまいます。 アラル海には行ったことがないので、同じように消滅しつつある畑の中に出来た厄介な水たまりの写真を見ながらお別れしましょう。 色々深い事を考えながら毎日撮った写真です。





 この水たまりのせいで畑作業が出来ずにやきもきしていた2015年の写真です。 


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 ここでまた雨が降ってしまいました。 また水が大きくなった!!
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 やっと小さくなった水たまり。
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 やっと消滅。 厄介な水たまり。 
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 出て入る水の流れ。 それがあっての命の水ですよね。 厄介な水たまりが消えて万々歳でしたが、アラル海はこんな風に消滅して欲しくない。 途中から話の内容が、田んぼから死海とかアラル海、更には人間の体に変わってしまいましたが、でもこれらの巨大な湖も基本田んぼと同じ「水の流れ」ですからね。


 水は動いてこそ生きている。 話が一転二転しましたが、私が一番言いたいのはそこなのでした。 













アライグマを食べてみよう!!

 今回の記事はチョット閲覧注意。  アライグマを食べたお話です。


 現在日本では特定外来種のアライグマがどんどん増え続けていますが、ただ倒すのではなく、それなら何か有効利用しようと思ったのが今回のチャレンジです。 過激な動物愛護の方は見ない方が良い記事ですが、ここでは止め刺しや解体中の写真等過激な写真はありませんので、グロは苦手だけど、ジビエ利用に興味はある方は読んで頂けたら嬉しいです。 





 もうすっかり我が国でもお馴染みの存在になったアライグマ。 見た目かわいいけど、スイカ、メロン、トウモロコシ等農作物を荒らし回る厄介な特定外来種です。 

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 毛皮も良質なのが取れますが、肉はどうなのか???  お馴染みの割には意外なところが謎のアライグマ料理にチャレンジしてみました。 

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 駆除したアライグマから取れた肉。 5kgの個体から約1kgの肉を取ることが出来ました。 大きなボールがもも肉。 タッパー内の肉が胴から取った肉。 
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 これを塩、胡椒、ニンニク、ショウガで下味付けをして焼いてみました。








 焼いたらこんな感じ。 食べてみると・・・
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 美味しい!!!  初めての食感で例えになる動物が思いつかないけど弾力あって淡泊で美味しい!!  これならタンドリーラクーンとかカレーとかに入れても美味しそう。 結構何でも料理に使えそうなアライグマ肉です。



 いくら害獣とは言ってもやはり駆除するのは心が痛む。 それならせめてしっかりと頂こうと考えた結果のチャレンジでした。 


 色々書いてしまいましたがアライグマを食べるという行為は多分多くの日本人の美的感覚に合わないのも事実。 確かに鹿肉にも劣らない美味だったのですが、やはり生きているときの姿を思い浮かべると私自身も何だか途中食べている内にナーバスになってしまったことも事実です。 「自分今ラスカル食べてるんだ」とかそんな事を考えると何とも変な気持ちになってしまいます。 アライグマの肉だと言うことを何も知らされずに頂くことになればただ美味しいで済むのでしょうけどね。でも私の場合は捕獲から止め刺し、解体まで行っていますから、発想の転換は難しいです。  イヌでもネコでもない。 でもどちらにも何となく似ている動物を食べ物として認識するのはチョット難しいかも。 やはり生きてるときの姿は重要だね!!



 でもそんな事気にしない人は、是非食べて頂きたいジビエです。



posted by ジャック at 04:00北海道 ☔Comment(0)雑学

深川市で見つけた。 シジュウカラガン

 北海道空知地方は美唄市の宮島沼はじめ、春先に毎年多くの水鳥が遠い外国の地からはるばると訪問してくれます。  北海道の空知にやってくる主な水鳥はハクチョウとマガンですが、今年はチョット珍しい鳥と出会いましたよ。





 春先雪残る田んぼに集まる水鳥達。 マガンと大きなハクチョウ。    
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 羽を休めるマガンたち。 カモよりはかなり大きいですね。
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 ハクチョウとマガン。 多分オオハクチョウですね。 オオハクチョウとコハクチョウは似ているけど大きさの他に嘴の黄色い部分で区別することが出来ます。
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 黄色と黒の割合が5:5位なのがオオハクチョウ。 黄色い部分よりも黒い部分の方が広いのがコハクチョウ。 




 ここまでは毎年見る光景ですが、ある日深川市の市道沿いの田んぼでいつもと違うガンが降り立っていることに気が付きました。 車から降りてみてみると・・・・






 喉元に白い模様のあるガンが
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 これぞ珍しいシジュウカラガンです。
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 マガンの群れに混じって3羽だけいました。 大きさはマガンと同じ位か少し小さいかくらいですね。 
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 かつては見た目同じだけど、シジュウカラガンよりも二回り以上も大きなカナダガンが外来種として各地で繁殖していましたが、現在は根絶されているとのことです。 


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 かつては絶滅寸前まで姿を消したシジュウカラガンも長年の保護活動の成果があってか現在ではかなり生息数が回復しこのように北海道でも時々姿を見ることが出来るようになりました。 

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 この写真撮影時から、ひと月程月日が流れました。 このシジュウカラガン達は今どこで何をしているのかな???  またどこかで会えたらいいね!!